フラワースタジオ花紀行がお勧めするお花の手入れ法
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お花を長く楽しむ為の管理方法

想いを込めて贈ってもらったお花や、買って来たお花が咲かないままにしおれたり枯れたりしたら悲しいですね。 このページはお花そのものの生命を最大限に生かす為のお手入方法をご案内しております。
困った時にご一読ください。
(当店からの発送品には、すべて最低限のお手入方法を記したメモを入れて先様にお届けしております。)

アレンジメント

お花を吸水スポンジ(オアシス)に挿してあります。配達時や出荷時はこぼれない様、半分程度の水しか入れておりませんので、お手元に届いたらすぐに吸水スポンジ(オアシス)が7〜8割程度、浸かる迄補給してください。 その後、2日に一度位の割合で花が吸い上げて少なくなった分、お水を追補給します。

花種によって、長持ちするお花や持ち難いお花など様々です。弱ってきたお花は抜き取り、お好みの花を少量お買い求めになり、ご自身でアレンジに挑戦してみられてはいかがでしょうか。お花を触るとゆったりした気持ちになれますよ。
差し替える際に大事なのは、茎の切り方です。次の花束の処理を参考にしてください。

花束

花束を贈られた時はなるだけ早くラッピングを解き、お水に入れてあげてください。その時、ひと手間かけると見違えるほど綺麗に咲き、長持ちします。
基本は花器に水を入れ、花の切り口を水につけ込んで水中で2〜3pハサミを使って切り戻します。切った後も5秒程度そのままお水の中で待ってから、引き上げて花瓶に生けてください。
バラやストック、枝物など茎の硬いものは、はさみで縦割りに切れ目を入れるか、根元を荒砕きすると、よくお水が上がります。
(バラが開かない時は、ガクを手で下向きになるまで開いておくと花弁が開きやすくなります。)
カラーなどの茎の柔らかいものは、ナイフで斜め切りをすると切り口が大きくなり、よくお水を吸い上げます。

切花の水換え

花瓶の水は2〜3日(夏場は毎日)換えて、その時に切り戻しをしていただければ、お花は喜びます。
※切り戻し:茎の下を少し切る事を切り戻しと言います。

アレンジメントや切花の置き場所

直射日光を避け、なるべく涼しいところに置いてください。またエアコンの吹き出し口の近くには置かないようにしてください。

鉢物

種類が多い事と鉢の大小、水を好むものと好まないものがあり、一口で説明するのが大変難しいのが現実です。ここでは基本的な植物の性質をお伝えします。

・枯れるというのをよく聞きますが…
原因は4つの内のいずれかが考えられます。
1.水のあげすぎ
2.全く水をあげない
3.温度が植物の種類によって適応しなかった
4.水の与え方が間違っていた

植物というものは、水分が切れてくると根が水を探し求める為に新根が伸び出します。 逆にいつも水分があると新根が伸びず、その内根腐れを起こして雑菌の発生と共に枯れていきます。 水を与えるタイミングは、水が不足して葉がしおれだして尚2日位そのままにしてから、たっぷりと鉢底から水が流れ出すまで与えます。
(水を与えても少量では上面だけで下の方が乾いた状態で与えた事にはなりません。)
注:鉢皿には水をためないで、必ず空気が通うようにしておきましょう。根ぐされの原因となります。

光と風通しは、水と同様必ず必要です。出来るだけカーテン越しのやわらかい光が入る場所で、空気の流れが良い所に置きましょう。

・植え替えについて
年に一回(11月〜3月の根が休んでいる頃)新しい水はけの良い土で植え替えをして下さい。

・肥料について
鉢花等は咲いている間は不要です。花が終わればお礼肥を与えて下さい。市販の液肥や固形肥など花種に合った肥料をお使い下さい。

最近の鉢植えは管理方法のラベルが付いていますので、参考にしてください。

プリザーブドフラワー

プリザーブドフラワーとは、日本語で長期間保存することができるお花という意味です。 生花を人体に無害の色素で加工してあります。手触りはとても柔らかく生花と間違えてしまうほどです。

・プリザーブドフラワーの良いところ
※水をあげなくていいので手間がかかりません。
※保管状態によっては1年から3年くらい綺麗な状態が楽しめます。
※ブーケなどでは前撮りの時から用意することができます。
※生花にはないような色もあり、アレンジのバリエーションが広がります。
※生花を加工したものなので、手触りも見た目も生花と同じです。

・プリザーブドフラワーの注意点
※湿気・高温・直射日光を嫌います。劣化や変色・退色の原因となりますのでご注意ください。
※水分は厳禁です。お水は絶対にかけないようにしてください。
※プリザーブドフラワーは適度な水分を含んでいます。そのため湿度の高い日などは表面に着色料が出てくることがありますので、手や衣服への色移りにはご注意ください。(人体へは無害です)
※プリザーブドフラワーは花首だけの花として流通しているのがほとんどです。アレンジする際、ワイヤで固定して作るようにしていますので、花を持って角度を変えたり無理な力を加えないようにしてください。(お花がばらばらになります)
※隣接するお花どうしがたまに色移りしてしまうことがあります。特に色の濃い花では多く見られます。プリザーブドフラワーでは避けることができませんのでご了承ください。
※性質上花びらの欠けが生じることがあります。こちらもご了承ください。

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